Bulletin magazine 会報誌/理事長メッセージ





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Vol.73

理事長メッセージ

河合弘之 さくら共同法律事務所所長・弁護士

3年6ヵ月を振り返って 「理事長退任の弁 その2」

 前号に引き続いて退任の弁を申し上げます。
 私がこの3年半の間にしたことは
 (1)会報の巻頭言などでコンプライアンス及び、CSR(企業の社会貢献)の重要性を訴え続けたこと
 (2)毎日、銀座サロンにおいて来店の会員の方々及び同伴のお客さまに挨拶をしたこと
 (3)毎月第3金曜日に「三金会」と称して、会員の有力会社社長に社業の紹介をしてもらったこと
 (4)会報に「理事長の会社探訪」としてメンバーの優良会社を紹介したこと
 (5)NPO法人JBC・CSR基金を立ち上げて、苦学している高校生への奨学金支給を開始したこと
 (6)理事会を活性化し、会員の増強を促進したこと
などです。
 特に(5)は私としては力を入れたことで、奨学生からのお礼状などを読むと、JBCも良いことをしていると胸が熱くなります。
 この3年半の間には色々なことがありました。
 特に昨年4月以降の不動産不況、9月のリーマンショック、本年8月の民主党への政権交代等です。
特にリーマンショックは当JBCの運営にも悪影響を及ぼしています。 財政問題など根本的な改革をせねばならない時期にきています。そのような時こそJBCのトップが交代して人心を一新し、その抜本的改革に取り組むべきだと考え、 私は理事長を辞任する決意を致しました。
 次期理事長には株式会社日本M&Aセンター会長の分林保弘氏に就任していただきたいと思っています。同氏は東証マザーズから東証一部へと短期間に駆け上った練達の経営者です。 日本M&Aセンターという会社も中小企業のM&A仲介会社としては業績1位の評判の良い会社です。またJBCの草創期からの有力メンバーで、JBCに強い愛着を持っている方です。
 必ずやJBCを更に強化し発展させてくれると思います。
 私もJBCの繁栄と会員間の友好に今後も尽力したいと思います。
 会員の皆さま、この3年半のご協力ありがとうございました。
 これをもって理事長退任の挨拶と致します。




会員 Show Case

ぱどが、全国の消費者を囲い込める新ポイントプログラム「ぱどポ」を始めました

 航空会社のマイレージ、家電量販店のポイント、レストランのスタンプ…。数え切れないほどのポイントカードが発行され、 日本全体のポイント残高は1兆円以上ともいわれています。まさに「第二の通貨」といっていいほどですが、問題はほとんどのポイントカードが専用カードである点です。 消費者はいつも複数のカードを使い分けなければならず、発行する側にも大きなコスト負担がのし掛かってきます。企業間でポイント交換プログラムが広がってはいるものの、 抜本的な解決策にはなっていません。
 専用カードは顧客を囲い込むためには有利ですが、カード所有者以外の見込み客を逃しているという見方もできます。こうした現状に着目して、ぱど(倉橋泰社長)では、 まったく新しいポイントプログラム「ぱどポイントサービス(ぱどポ)」を始めました。
 キーになるのは、ポイントをカードに溜めるのではなく、ぱどのサーバーに溜める仕組みです。「FeliCa」などの非接触型ICを搭載したカードや携帯電話等を専用の読み取り 端末にかざすと、携帯回線経由でぱどのサーバーにつながり、ぱどに登録されているポイント口座にポイントが溜まっていくシステムです。 ちょうど銀行口座とキャッシュカードの関係と同じで、そのカードがFeliCaなら何でも使えると考えれば分かりやすいでしょう。
「現在、FeliCaカードの発行枚数は3億5千万枚もあります。首都圏ではSuicaやPASMOが代表的ですが、発行済のカードを利用するので、消費者もサービス提供者も新たなカードが必要ありません」(倉橋社長)
 つまり、「ぱどポ」に加盟店して読み取り端末を店頭に置きさえすれば、一気に全国の消費者が見込み客に変身するわけです。
 ポイントの発行コストは、月額3万円のシステム利用料と付与対象売り上げの2%(うち1%はユーザーに還元)。 ぱどのサーバーが利用者情報を一括管理しますので、履歴を元にさまざまなアプローチも可能になります。 現在、横浜で先行導入中ですが、来年3月からは全国展開する計画です。

株式会社ぱど
URL: http://padopo.jp/