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Vol.62
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理事長メッセージ
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河合弘之 さくら共同法律事務所所長・弁護士
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今一度、コンプライアンスのチェックを!!
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米国のサブプライム問題に端を発した経済の変調は、全世界に波及しつつあ
る。わが国においても、金融機関の貸し渋りが顕著となり、経済の失速が憂慮され
ている。
このような時には、企業は売り上げ増大、利益確保に熱心になるあまり、コンプ
ライアンス(法令遵守)において手を抜きがちである。しかし、絶対にそうであって
はならない。
このような時こそ、各企業はコンプライアンスに意を用いなければならない。目
先の利益のみに専念してはならない。
スルガコーポレーションの例を見るといい。ビルの立ち退き交渉(一種の法律
紛争の解決)に不動産会社を使ったばかりに、弁護士法違反に問われ、逮捕者を
出し、そのために銀行が運転資金の貸し付けを拒否したことから、倒産(民事再生
申し立て)に至ってしまったのである。これこそ、“コンプライアンス倒産”の典型で
ある。
この事件の本質は、立ち退き交渉を請け負った不動産会社が反社会勢力のフ
ロント企業というところにある。だからこそ、警察は強制捜査に踏みきったわけだ
が、それも弁護士法違反というコンプライアンス違反があったからできたのであ
る。
この強制捜査は不動産業界に衝撃を与えた。「あんなことは、どこのデベロッ
パーでも、不動産会社でもやっているのに!!」と。そう、コンプライアンス違反は、
意外なところに潜んでいるのだ。だからこそ、経営者は今一度自分の会社の業務
の中にコンプライアンス違反が潜んでいないか、反社会勢力に食い込まれていな
いか、再チェックしなければならない。
その場合、特に注意しなければならないのは、いわゆる「業法」、金融商品取引
法および消費者契約法である。エンドユーザー、大衆相手のビジネスが多いJBC
の会員は、クーリングオフなどを定める「消費者保護法」に特に注意しなければな
らない。
ちなみに、大手不動産会社やデベロッパーは、ビルや土地の立ち退き交渉に地
上げ業者を下請けとして使うことをやめ、法律事務所に一括依頼するようになって
いる。コンプライアンス重視が、弁護士の需要増につながっているのである。喜ぶ
べきことなのか、分からないが…。
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会員Topic 1
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シルクランド画廊が、「孫家珮作品展」を開設します
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世界で活躍する中国人作家を日本に紹介しているシルクランド画廊(榎
本宏太郎社長)が、水辺と光の空間を描く魔術師・孫家珮の作品展を7月21
日(月)から8月2日(土)まで同画廊で開催致します。この作品展は、7月5日
(土)から20日(日)まで東京・銀座の「東京セントラル美術館」で開催されて
いる個展の第二部に当たり、孫家珮にとっては来日20周年を記念する展覧
会です。
観る人を幻想と癒しの世界に誘う孫家珮の作品は、多くの企業がカレン
ダーに取り上げるなど、日本でも大変高い人気を誇っています。今回の作品
展の副題は、ずばり「~ 追憶の風景 ~ 水辺の印象を描く」。温かく優しく、そ
して懐かしい―。そんな作風を堪能できる作品を一堂に集め、1997年に内
閣総理大臣賞を受賞した『運河の韻律』、98年に文部大臣賞を受賞した『水
辺の家』など、企業や個人のコレクションとなって普段は目にすることができ
ない作品も多数展示しています。
孫家珮はシルクランド画廊との親交がとても深く、今回の作品展の実行委
員会も同画廊の中に置かれました。現代中国画壇を代表する作家とその作
品に触れ、より理解を深めるには同画廊を訪ねるのが一番の近道。この機
会に、ぜひご覧ください。
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【シルクランド画廊】
〒104-0061 東京都中央区銀座6-5-11 第15丸源ビル1階
TEL 03-5568-4356 FAX 03-5568-4357
交通:東京メトロ丸の内線、銀座線、日比谷線「銀座駅」徒歩2分 JR「新橋駅」銀座出口 徒歩6分
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「四川大地震救済チャリティー書画展」にシルクランド画廊が全面協力しました
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5月12日に発生した四川大地震は、死者7万人、行方不明者2万人、
重軽傷者37万人に及ぶ未曾有の大災害となりました。日本からの迅速
な救援は現地でも大変高く評価されましたが、被災者への支援と復興に
は、まだまだ課題が山積しています。
そこで、在日中国人作家の間から「チャリティー展を開催したい」とい
う声が上がり、企画と運営にシルクランド画廊が全面協力しました。5月
25日(日)にホテルニューオータニで開催された「四川大地震救済チャ
リティー書画展」には50名の作家が110点の作品を提供し、崔天凱駐日
中国大使も訪れるなど、大変大きな注目を集めました。わずか1日の開催
でしたが、売上額は205万円(一部経費を除く)に達し、その全額を中国
大使館を通じて被災地に送りました。
シルクランド画廊の顧定珍取締役は、「四川大地震に際しては、日本
政府、企業、国民の皆さまから本当に多くのご支援を頂戴し、ひとりの中
国人として国境を越えた愛と友情に感激と感謝の日々を送っています。
今回のチャリティー書画展の開催にあたっても、時間がない中でJBCの
皆さまに大変温かいご支援を頂戴することができました。そのお気持ち
は、間違いなく私たち中国人、そして被災された方々に伝わっています。こ
の場をお借りして、改めて心からのお御礼を申し上げます」と語っていま
す。
被災者の生活再建は、これからが本番です。今後とも皆さまのご協力
をよろしくお願い申し上げます。
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【東京セントラル美術館】
〒104-0061 東京都中央区銀座2-7-18 銀座貿易ビル(メルサGinza-2)5F
TEL: 03-3564-4600(会期中のみ控室直通 03-3564-4813)FAX: 03-3564-4691
交通:東京メトロ有楽町線「銀座1丁目駅」徒歩1分、丸の内線、日比谷線、銀座線「銀座駅」徒歩3分
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会員Topic 2
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保険パートナーズジャパンが社名を「ライフプラザパートナーズ」に変更すると共に本社を移転します
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保険パートナーズジャパン(IPJ、中野信輔社長)は、ライフプラザホール
ディングス(LPH)のFA営業本部と事業統合し、2008年7月1日に株式会社
ライフプラザパートナーズ(LPP)に社名変更しました。今回の事業統合に
よって、LPPは複数の保険会社の商品を横断的に扱う「乗合保険代理業界」
では最大級の外商組織となります。従来以上に質の高いコンサルティングを
展開して、JBC会員の皆さまの問題解決にも協力していく考えですので、ぜひ
ご相談ください。
また、LPPの発足に合わせて、本社事務所を下記に移転します。
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株式会社ライフプラザパートナーズ
〒160-0023
東京都新宿区西新宿1-23-3 廣和ビル7階
TEL03-5322-6233 FAX03-5322-6966
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